パーティしましょ!

エリオットゆかりのパーティレッスンイメージ
エリオットゆかりのパーティレッスンイメージ

パーティ文化の盛んなイギリスから、楽しいパーティアイデアをご紹介します。

パーティといってもさまざまなスタイルがあります。気の置けない仲間と集まってのホームパーティ、季節の行事に合わせたコンセプトのあるパーティなど。パーティに合わせたひと口サイズのかわいいカナッペから大皿料理まで、華やかな場にふさわしい、とっておきのお料理と印象的なゲストがくつろげるテーブル空間やおもてなしアイデアなど、このコーナーでは1つのパーティをトータルでコーディネートできる情報が満載です。ぜひお役立てください。

 

 

パーティメニュー

パーティホストの心得

心得というとちょっと堅苦しいかもしれませんが、イギリスで10年ケータリングビジネスもしてきた私の視点で、自らリラックスして楽しんでみんなに喜ばれるおもてなしのアイデアをご紹介します。

 

●心得1 準備

当日はもちろん、前日も含めて心に余裕を持って準備したいですね。できればタイムテーブルなどを作り明確にしておくと安心。お料理の準備やテーブルコーディネートなど前日できるものは準備しておくと当日が更にラクになって楽しくなります。

 

●心得2 服装

イギリスでは自宅で行うパーティでもドレスとタキシードなんていう「ドレスコード」もありますが、こちらでご紹介するのはおうちで楽しむパーティです。気合を入れすぎず、でも清潔感のあってどこか華のあるスタイルが好ましいでしょう。パーティのコンセプトを考えると洋服も選びやすいですね。せっかくのパーティですから思い切って華やかにお客様をお迎えしましょう。

 

●心得3 お迎え

玄関にお花などを置いてお出迎えは気持ちをアップしてくれるでしょう。ですが、香りは好みもあるのでさりげなく香るぐらいがいいですね。ランチパーティではお花の自然な香り程度にしますが、夜のパーティでは香りのあるキャンドルをよく使います。そのときは誰もが好感をもっていただきやすいフルーツ系がお勧めです。まずはキッチンから離れてお料理のことはいったん忘れ、お迎えしたらウエルカムドリンクとおつまみで乾杯。ゲストをお迎えする気持ちを最大限に表現しましょう。そのあとなごやかに場作りができたらお料理の仕上げに入りましょう。

 

●心得4 会話

会話に制限があるわけではありませんが、一般的にいわれている宗教や政治の話はタブーとされます。会話が途切れるほどドキドキする瞬間はありませんよね。そんなときにスマートに話題を提供できる人こそ本当のおもてなし上手といえるのではないでしょうか。とにかく日ごろの情報収集は必須。そしてゲストのみなさんみんなが会話に参加できるように、会話に入れていないゲストがいたら、自然に話の流れをそのゲストに向けるというのもホストの役割です。会話に参加しているか、飲み物は足りているかなどいつも目くばり、心くばりができるといいですね。

 

●心得5 お見送り

楽しかったパーティの終わり。こちらではコーヒーや紅茶を出すとパーティの終わりが近いことを示すサイン。玄関に行ったら忘れ物はないかを確認し(特に携帯電話、冬なら手袋マフラーなどの小物類)お見送りします。来てくださった事を言葉でしっかり伝えて、もしお土産を頂いていたらそのお礼の言葉も添えて。例えばお花をもらったときは「綺麗なお花をありがとう。ヒヤシンスを見ると春を思い出してこの時期一番好きなお花なの。いい香りですね。」など頂いたものに自分の気持ちを加えたお礼は、ゲストもプレゼントしてよかった。と嬉しい気持ちでお帰りになられることでしょう。

 

 

 

パーティテーブルセッティング写真

 

パーティを更に楽しむための工夫

パーティは皆さんに楽しんで頂くために企画しますよね。日ごろのお礼だったり、久しぶりの再会だったり、シチューエーションは様々ではないでしょうか。ここではパーティを開催するために考えておくべき3つのポイントをお話します。

 

 

パーティメニュー カナッペ

 

 

●ポイント1 テーマを決める

誰を呼んでどんなコンセプトのパーティにするのか。まずはそんな大まかなことを決めてください。そこからお料理やテーブルコーディネートなど必然的にイメージがわいてくるはず。「クリスマス、ハロウィン」など、季節の行事に合わせたパーティのテーマはとても明確ですが、「ランチパーティ・ディナーパーティ」は漠然としすぎているので、まずテーマを決めるといいでしょう。「懐かしい仲良し学生時代のお友達」が「4人」で「女子会をしよう」となれば、気心が知れているので「カジュアル」、女子4人が集まれば「華やかな」(4人ぐらいであれば)「着席スタイル」のパーティ。という骨組みが決まります。テーマが決まればそこからアイデアが膨らむでしょう。

 

 

●ポイント2 お料理を出す順番

パーティのテーマによっても変わってきますが、最初のみんなで乾杯タイムは冷たいままでも食べるもの、冷めてもおいしいものを基本に用意しましょう。まずは、サラミ、オリーブ、ポテトチップスなど軽くつまめるものが、乾杯のときはゲストも食べやすいのです。そのあとは、前菜系のマリネ、サラダなどをお出しして温かいメイン料理に移ります。日本では前菜、メインコースと進まず一度にテーブルにお出しするスタイルが主流ですね。そんなときは皆さんが一通り飲んでつまんで、会がなごやかに楽しくなってきたと思う頃に出せるように、メイン料理の温め時間を逆算するといいでしょう。イギリスではメインのお料理の後はチーズとフルーツで、またゆっくりワインやポートを飲む時間を作ることがあります。そのあとデザートに進みます。お料理を出すタイミングは最後になればなるほどお腹は満たされていくので、スピードを落とすこと。最初はお腹も空いていると思うのである程度は進行が早くてもいいのですが、後半はゆったりを心がけると心地よいとゲストも感じていただけます。

 

●ポイント3 自分もパーティーを楽しむために 

パーティは自ら楽しむこと。それもおもてなしのひとつ。大変だ。疲れた。と思いながらゲストをお迎えしてもそんな空気は相手に伝わるものです。自分が楽しむための最大のポイントは、「前日にどれだけ準備ができるか」で決まります。テーブルセッティングは前日でもできること。そしてお料理でいえばマリネやサラダ(ドレッシングは加えず野菜を切ってボウルに入れておく)、お肉や魚に下味をつけて味がしみこんだほうがおいしいお料理を選び、パーティ中でもすぐに調理に取り掛かれるように段取りしておくと当日がラクになります。当日は自分がパーティにもしっかり参加してキッチンに立てこもらず一緒に食べて楽しい時間を過ごしましょう。

 

 

 

エリオットゆかりのパーティテーブルセッティング

 

 

エリオットゆかりのテーブルコーディネート

パーティで喜ばれるお料理

●オードブル・カナッペの鉄則

見た目も華やかなパーティに欠かせないといったら、この手で気軽につまめるオードブルやカナッペ。欧米ではホームパーティでもウエルカムドリンクとして、スパークリングワインで乾杯してグラス片手におつまみを食べます。このときに登場するのがオードブルやカナッペ。グラスを持ちながらなのでつまみやすいのはもちろんですが、お酒に良く合うかどうかも大事なポイントになります。ゲストが到着する前に準備しておきたいので、時間がたつと水気が出やすい食材や水気を多く含むものは避けるのが好ましいでしょう。オードブルやカナッペは、作り方は簡単なものが多いですが小さく繊細に作るため、予想以上に時間がかかりますので余裕を持って時間配分も考えましょう。

 

●アレルギー・ベジタリアン・お酒の飲めない方への配慮

欧米ではベジタリアンの方が多く、私の経験したケータリングパーティでも10人に1~2人の割合でいらっしゃいました。アレルギーの方は日本にもいらっしゃいますよね。そしてアレルギーではないけれど、食べられない食材があるのはよくあることです。せっかくのパーティ。おいしく皆さんに作ったお料理を食べていただきたい。やはり事前に一言「食べられないものはありますか?」と聞いておくとスマートです。そしてお酒が飲めない方のためにも、色も味も綺麗なノンアルコールのカクテルなども考えておくとゲストもサプライズで喜ぶはすです。

 

●味の濃さ、辛さなどにご注意を 

味覚は人によってかなり違います。外食が美味しく感じるひとつの理由は塩気が濃いからともいわれます。でもパーティはレストランではないので、健康に良いお料理を提供したいですよね。人それぞれ良いと感じる塩気が違うので味付けはとても難しいところ。ただ濃いものは薄くしにくいのです。ですから薄いものは塩や醤油をご自分でプラスしていただけることを念頭に作りましょう。そしてスパイスも外国風のおしゃれな味付けにはなりますが好みが別れます。使う量を考えてお料理の味にアクセントを加える程度に心がけて使いましょう。辛すぎるお料理はパーティには不向きですが、もしどうしてもというときはマイルドなものと辛いもので分けて2種類作っておくこともお勧めします。

ランチパーティ

気軽に集まれるランチパーティは一番企画しやすいパーティだといえるでしょう。前もって作れるサンドイッチは、簡単!、見た目も華やか、食べやすい!と3拍子揃ったパーティ向けのお料理です。そしてお正月に使うだけになってしまっているお重箱も、1段にひとり分ずつのお弁当スタイルにしてお出ししても新鮮ですね。お弁当なら冷めたお料理でも気になりません。このお弁当のポイントは、前もって作るので盛り付けや味付けにはこだわって堪能していただけることです。お日様の光の中で楽しめるゲストに喜ばれるような華やかでひと工夫あるお料理をここではご紹介します。

ディナーパーティ

ディナーパーティという響きはかなりフォーマルなイメージを持たれるかも知れませんが、イギリスでは頻繁に行われるパーティのひとつです。ディナーパーティは夫婦同伴のことも多く、男性でも女性でも楽しめるようなお料理や飲み物を用意するのも、コンセプトを考えるときには配慮が必要です。みんなでワイワイと飲み始めるときにはある程度のつまめるお料理は用意して、あとはオーブン任せのお料理だったり、最後仕上げにさっと炒めたり、和えたりすればよいお料理など、簡単なお料理を組み合わせてテンポ良くお出しすることができたらおもてなしの達人といえるでしょう。そして気分が更に盛り上がるテーブルオーディネートも大事な演出。ぜひ参考になさってください。

ティーパーティ

イギリスは紅茶の国といわれていますが、コーヒーも最近人気です。そしてノンカフェインのハーブティーや健康志向の方には日本茶や中国茶など、ティータイムは日常に欠かせません。イギリスにはコーヒーモーニングというちょっとした朝習慣があります。子供を学校に送ってからお母さんたちが集まります。ホストの家では手作りのスイーツを焼いてくださっておもてなしをしてくれます。そんな小さなティーパーティから本格アフタヌーンティーまで楽しめるアイデアスイーツを集めました。スコーンやショートブレッド、ビクトリアスポンジなどイギリスのスイーツも大人気間違いなし。おうちティーパーティが開けるようなヒントもご紹介します。

誕生日パーティ

主役のために心を込めて最高のパーティを準備する時間はとっても幸せなひとときです。家族、恋人、お友達。感謝の気持ちを込めて楽しみましょう。この日は主役がいるので、実は裏方に回っても大丈夫なのがこのパーティです。2人だけの誕生日パーティではテーブルクロスとマットを敷いてテーブルコーディネートを楽しんで、おうちでロマンティックなおうちレストラン。家族で賑やかに過ごすのであれば、大皿で取り分けて幸せをみんなで分かち合うのも素敵です。

ハロウィンパーティ

最近知名度がアップしてきたハロウィン。ジャック・オー・ランタンのカボチャから連想するように、この時期はカボチャを使ったお料理がぴったりです。色も味も秋を思わせませんか?こっくりおいしいカボチャはスープにしても、オーブンでベイクしても、デザートにしてもおいしく食べられる食材です。家の中やテーブルの上も遊び心いっぱいにデコレーションしましょう。子供だけのイベントではもったいない!そんな童心に返って楽しめるのがハロウィンです。

クリスマスパーティ

イギリスでは1年で一番盛り上がるといっても過言ではないクリスマス。イギリスでは12月24日、25日だけがクリスマスではなく、12月に入った頃から1年の締めくくりにふさわしくお友達や親戚を呼んで楽しいパーティを開催します。華やかカナッペやオードブル、ローストチキンやローストビーフなどの豪快に作れて見栄えのするオーブン料理、本場ヨーロッパスタイルのパーティ料理を集めました。サンタクロースもゲストに混ざっているかもしれませんね。