イギリス

テロ事件で思うこと。

この数日お友達や日本の親戚からテロのニュースを見て安否を心配してくれたメールをたくさんいただきました。
ご心配をおかけしてすみません。
私や家族、親戚はみんな無事です。

思い返せば、去年の12月はクリスマスマーケッットを狙ったベルリンのテロ。
偶然にも翌日に行こうと荷造りまで終えていました。

家族4人で行く予定でした。
私と主人は予定どおり行く気持ちでしたが、子供達にどうしたいか聞いたら「行きたくない」とのこと。

子供達からはマミーとダディーで行ってきてもいいよ。と言われました。
ハリーは19歳だったのですでにイギリスでは大人。
ですから、子供たちだけでお留守番させることも可能でした。

でも、私と主人がベルリンで万が一何かあった時に子供達を二人だけ残すことは無責任ということになり私がイギリスに残りました。

今年に入り、立て続けにイギリスでのテロ。(その他ヨーロッパでもありましたが。)
どれも自分や家族にあり得る状況でした。

ウエストミンスター橋とウェストミンスター宮殿敷地内でのテロ。
息子がロンドンの大学に通っているのですが、時々その橋を通ったりすることもある場所。
私もその数週間前に同じ場所を通っていました。

そしてマンチェスターのテロは、未来のある若者たちが集まる場所を狙ってのテロ。
もちろんコンサートに行っていた方々のショックは計り知れませんが、
その場にいないティーンエイジャーにも大きなショックを与えました。

うちの娘は反抗期真っ盛り。
でもあの事件のあった数日後の朝方娘が私のベットの中に入ってきたんです。
こんなことは何年もなかったので驚きました。

どうしたの?と聞くと、怖い夢を見たそうです。
どんな夢?と聞くと、どこにいるかはわからなかったけどそこで爆発する夢。って。
その場にいなかった娘の潜在意識の中にもかなり影響を与えたようでした。

娘に何度もコンサートにいきたいとねだられたこともあります。
あのコンサートに行っていてもおかしくない状況でした。

そして日曜日に起きたロンドンブリッジ周辺のテロ。
同じぐらいの時間に私も場所は違うエリアでしたがロンドンにいました。
家族で出かけていたので家に戻ってニュースを見てびっくり。

通常、私はいつもロンドンへ向かう時に多く使うのがロンドンブリッジ駅。
そしてイギリス最大の食のマーケットと呼ばれるバラマーケットへは年に何度も足を運びます。
夜もその近くでディナーを食べてパブで飲んだりして楽しい時間を過ごした記憶が蘇ります。

そんな思い出の場所がこんなことになるなんて。と悲しさとそして自分の身にいつ何があってもおかしくないということをいつも以上に感じました。

テロについて今まではいつもと変わらない日常を過ごすことがテロへの反抗と思い心がけてきました。
もちろんこれからもその気持ちは変わりませんが、怖くないといえば嘘になります。

昨日はマンチェスターでテロの起きた時の歌手のアリアナ・グランデさんを中心に錚々たるメンバーが参加したチャリティーコンサートをテレビで見ていました。

イギリスの中ではこのチャリティー公演が少し時期的に早すぎるのではないかという声もあったそうですが、こうしていち早く行動してみんなに勇気と元気を与えてくれたことは間違いないと思います。

泣きながらコンサートでシンガーと一緒に熱唱するティーンエイジャーを見ていたら本当に私も胸が苦しくなりました。
でもシンガーの熱いメッセージと歌声を聴いているうちに終わる頃には前向きな気持ちが芽生えていました。

来週も再来週もロンドンへお仕事へ行くのですが今まで以上に気を引き締めて周りを見ながら行動しようと思います。
特に橋は逃げ場がないのでできれば遠回りしても避けようとか。
できることは限られているけれど心に留めて日々変わらず過ごしていこうと思います。

亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
負傷者のみなさんが回復されることを、そしてすべての人々の心の中のショックと傷が早く癒えることを心から願っています。